2000年4月27日、フェアトレードタウンを宣言したガースタング

イギリス北部の町「ガースタング」が世界初のフェアトレードタウンを宣言したのは2000年4月27日のこと。今年で20周年を迎えました。
フェアトレードタウンはいまや、30カ国の2,000以上の市や町に広がっています。

2020年4月27日、20周年を祝うオンライン祝賀会が開催され、各地のフェアトレードタウンについての情報交換や、フェアトレード生産者を支援するためのチャリティークイズが行われました。

日本からも3名が参加し、各地の仲間との交流を楽しみました。

4/27に行われたオンライン祝賀会。主催したブルース・クラウザー氏(中央)、日本から参加したFTFJ認定委員の明石祥子(左上)

フェアトレードタウンの生みの親であるガースタングのブルース・クラウザー氏から、FTFJ(日本フェアトレード・フォーラム)へのメッセージを受け取ったので共有いたします。

——————-

日本でのフェアトレードタウンの発展を知ってとても嬉しいです。

2010年にタツヤ(FTFJ理事で東京経済大学教授の渡辺龍也)の招きで日本を訪れたときのことをよく覚えています。日本で活動しているみなさんの熱意に感動しました。

名古屋のような大都市をフェアトレードタウンにすることは不可能に思えましたが、成し遂げましたね。

皆さん全員が祝福を受け誇りを感じているでしょう。

来週(5月9日の世界フェアトレード・デー)のイベントに参加する皆さんに、私からの祝福を伝えてください。

先週月曜(4月27日)のバーチャルイベントは16カ国から37名以上が参加し楽しい時間となりました。日本からタツヤと、日本初のフェアトレードタウン熊本からも二人が参加してくれました。

新型コロナウイルス拡大で苦境に陥っている生産者の緊急支援の資金集めに実施したクイズでは、スウェーデンの参加者が優勝しFIG Tree(クラウザー氏が率いるフェアトレード組織)のコーヒーを射止めました。

とても国際的なイベントとなり、アメリカ大陸初のフェアトレードタウンである米国ペンシルバニア州メディアからも5名以上の参加がありました。

これからも日本のみなさんの活動の成功をお祈りしています。

ブルース・クラウザー

FIG Tree ディレクター

It is wonderful to hear of the progress being made in Japan.

I remember well when Tatsuya invited me to Japan in 2010 and I was so impressed with the enthusiasm of activists there.

It seemed an impossible task to make cities the size of Nagoya into a Fair Trade City, but they persevered.

You are all to be congratulated and should feel most proud.

Please do pass on my congratulations to all involved at your meeting next Saturday.

Our virtual celebration last Monday was such a joy with at least 37 people joining us from 16 countries including my good friend Tatsuya in Tokyo and two representatives from Kumamoto, Japan’s first Fair Trade Town.

We had a quiz to raise money for the SALVE COVID-19 Emergency appeal. and the winner of FIG Tree bean to bar chocolate was from Sweden.

Truly an international event with no less than 5 participants from Media, Pennsylvania, USA – the 1st Fair Trade Town in the Americas.

I wish you every success in continuing your good work in Japan.

Best wishes,

Bruce Crowther Director, The FIG Tree