北星学園大学・北星学園大学短期大学部

〜日本で2番目のフェアトレード大学〜

所在地 :北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
認定日 :2019年10月12日
学生数 :4,254名(2021年1月9日現在)

活動テーマ

2005年に、学生と教員で結成した北星フェアトレードは、また知られていない、紹介されることを待っている、主にアジアの優れた手工芸品を紹介し、公正な価格で販売して生産者と消費者の間に公正な関係を作りだすことを目指しています。これまで、バングラデシュ、ネパール、タイ、ベトナムの生産者の方々の製品を紹介・販売してきました。

2008年には、経済学部の科目としてフェアトレード/フェアトレード実習が開設され、年平均50名の学生たちが、フェアトレードの基礎知識を学び、市内のフェアトレードイベントに参加し、フェアトレード産品を常置しているお店を訪問調査し、取扱品目、取り扱い開始時期、フェアトレードに寄せるお店の人々の想いを伺う訪問調査を実施しています。

 

フェアトレード大学憲章  

北星学園大学・北星学園大学短期大学部

フェアトレード憲章

北星学園大学は「人間性・社会性・国際性」の理念を掲げ、豊かな人間性と社会性を育み、国内及び国際社会において平和の実現に貢献できる人材の育成を掲げている。 実際に、貧困や経済格差などの国際問題について学び、考える機会は、学内に留まらず多々提供されている。しかし、一人ひとりがその問題を常に身近に感じ、解決のための継続的な活動に参加することは未だに容易ではない。

フェアトレードは、人々の意識した消費行動と「公平・公正な取引」を通じ、主に開発途上国の経済的立場の弱い生産者や労働者の生活改善・自立を目指すことを目的としている。札幌市内ではフェアトレードのイベントや店舗において推進活動が盛んに行われており、市民と生産者の間に「顔の見える関係」が築かれ始めている。また、フェアトレードは多面性を持ち、私たちの生活自体にも大きく関わっている。つまり、フェアトレード活動を行うことは「誰かのため」であると同時に、「自分たちのため」でもある。 

私たちは、より多くの人々がフェアトレードに当事者意識を持ち、その理念がより広く深く理解されることを目指す。そしてフェアトレードが「当たり前」な社会になるまで多くの人々を巻き込みながら活動を続けていく。

私たちは、本来、世界中のすべての人々が対等な関係にあることを思い、フェアトレードの推進によって、差別や、貧困・格差が無い世界が実現することを願う。その実現のために私たちはフェアトレードの理念を全力で推進する。

2019年3月11日

北星学園大学・北星学園大学短期大学部 学長 大坊郁夫
北星学園大学・北星学園大学短期大学部 学生自治会自治委員長 松村壱星
北星フェアトレード 代表 猪部なつみ

 

 

イベントなど

北星フェアトレード年表 2005~2020

2005年12月 バングラデシュの伝統刺繍ノクシカタの展示販売会開催。これをきっかけに北星フェアトレード誕生。

2006年5月 北星フェアトレードフェスタ2006開催

フェアトレードフェスタ2006inさっぽろに出店。(以降現在まで毎年出店)

・・・12月  北星クリスマスフェアトレード2006開催

      -以降、6月と12月に学内外でのイベント開催が定着

2012年

・・・5月~7月 フェアトレード産品ワゴン販売@生協実施

      -以降現在まで継続実施

2013年   FM Air-Gに出演 FMさっぽろ村ラジオに出演

・・・8月 JICA札幌主催世界ふれあいひろばに出店

・・・9月、10月、11月、12月 フェアトレードカフェ「お茶しない? どうせなら誰かのために」開催

2014年10月 厚別区主催 夢市場あつべつに出店

2015年5月 スプリングフェアトレード2015開催

・・・10月 大学祭「星学祭」に出店

2017年8月 FTSN (フェアトレード学生ネットワーク)サミットに参加

・・・11月 フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議・北海道国際交流センター共催イベント「フェアトレードタウン札幌を目指して」に参加、講演

2018年3月 フェアトレードパネル展+産品販売@白石区合同庁舎に参加

2018年7月 JICA札幌フェアトレードパネル展@

・・・7月~8月 フェアトレードパネル展@リフレ札幌国際交流館

・・・11月 タイ、チェンマイ県生産者訪問

・・・12月 生産者訪問報告会

・・・12月 公認サークル申請

2019年3月 フェアトレード大学憲章署名10月 フェアトレード大学認定式

・・・11月 あいの里特別支援高等学校でフェアトレード出前授業

2020年3月 フェアトレード大学実現により、北星フェアトレードが学園賞を受賞。

・・・3月~6月 学園賞副賞を生かして、市内フェアトレード団体JVStyleを通して、ベトナムの生産者と提携し、
大学オリジナルグッズ(ライラック柄しおり、竹製ボールペン)を製作、大学生協で販売開始。

・・・10月 世界フェアトレード大学シンポジウムに参加

北星フェアトレードは、2005年の結成以後15年間で学内外74回のフェアトレードイベントに参加または主催しました。
年平均で主催イベント、参加イベント各3回のペースです

 

大学内でのFT商品の普及

フェアトレード紅茶(非常勤講師控室・入試監督控室、North Café Sarah)、フェアトレード手工芸品(大学生協フェアトレードワゴン)

 

地域との連携事例

2008年~2011年には、市内中心部の大型ショッピングセンター、サッポロファクトリーのアトリウムをお借りしてクリスマス、バレンタインデーに向けたイベントを開催しました。2005年以降学内で開かれているクリスマスイベントも、一般市民の方々が来訪され、フェアトレードの意義をお知らせしています。

厚別市役所主催のあつべつ夢市場に出店したほか、JICA札幌、札幌国際交流館や、白石区役所エキチカ広場でのパネル展に協力し、近隣の高校や高等支援学校でのフェアトレード出前講座に協力しました。

フェアトレード/フェアトレード実習では、2011年から隔年で(2017年からは毎年)訪問調査を行い、得られたデータを札幌のフェアトレードタウン運動と共有し、札幌市のフェアトレードタウン化に貢献しました。

 

認定までのフェアトレード歴

2005年12月 北星フェアトレード結成
2008年   カリキュラム改編で経済学部に「フェアトレード/フェアトレード実習」を開設。
2011年   市内フェアトレード店舗訪問調査開始
2018年   北星フェアトレードが中心となりFT大学実現に向けた働きかけ開始。
2019年   1月~2月  北星フェアトレードと学生委員会でフェアトレード憲章草案作成
・・・・・・学長・副学長と協議
3月6日    全学評議会(大学・短大の最高意思決定機関)で憲章承認。
3月11日    憲章に学長、自治委員長、北星フェアトレード代表が署名・捺印
3月19日      学長がHP上で憲章へのコミットメントを表明


メッセージ   

「自分と誰かのために、フェアトレード始めませんか?」

 

 学生団体
北星フェアトレード
WEBサイト: https://www.facebook.com/hokuseifairtrade/

 

大学内担当部署
    社会連携課 https://www.hokusei.ac.jp

・・・・・広報誌HOKUSEI@COM Vol.28 」 p.6~p.7 「北星フェアトレードの15年」掲載。