静岡文化芸術大学をフェアトレード大学に更新認定

フェアトレード大学・タウン認定事業を行う一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(以下、「FTFJ」)(所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 内山大志)は、静岡文化芸術大学(所在地: 静岡県浜松市、学長:横山俊夫)をフェアトレード大学として2回目の更新認定をいたしました。

静岡文化芸術大学は、2016年に「静岡文化芸術大学フェアトレード大学憲章」を定め、2018年に国内初のフェアトレード大学として認定を受けました。初回認定以降、学生団体「りとるあーす」を中核に、継続してフェアトレード推進活動に精力的に取り組まれています。更新認定にあたっては、フェアトレードに関する研究の実施や、他学科が連携して行うプロジェクトの推進など、大学の教育目標に沿ったかたちでフェアトレードの取り組みをさらに深化され、学内外においてもその影響力を広げられています。

FTFJは、「静岡文化芸術大学フェアトレード大学憲章」中で謳われる、「フェアトレードがより広く理解され「あたりまえ」になる社会」を、静岡文化芸術大学と共に目指し、フェアトレードの普及になお一層取り組んでまいります。

  • フェアトレードの理念に賛同した大学が、 フェアトレードへの取り組みを促進させる仕組み


「フェアトレード大学」とは、大学としてフェアトレードの理念に賛同し、推進活動に取り組んでいる大学を、イギリスなどの基準を準用した日本独自の基準に基づき、認定する仕組みです。

世界で初めてフェアトレード大学に認定されたのは、イギリスのオックスフォードブルックス大学で、その後、欧米を中心に268大学(2024年)がフェアトレード大学に認定されています。

日本では2014年に「フェアトレード大学」の認定制度が作られ、2018年2月に静岡文化芸術大学が一件目に認定されました。

その後、2019年10月に札幌学院大学と北星学園大学が同時に認定され、2021年7月に⻘山学院大学、2023年4月に千葉商科大学、2024年11月に新潟国際情報大学、そして2025年2月には立命館アジア太平洋大学が7大学目として認定されました。

この度の静岡文化芸術大学のフェアトレード大学更新認定が、多くの未来の消費者にとって、フェアトレードのことを知るきっかけとなることを期待しております。

静岡文化芸術大学 学長 横山俊夫

静岡文化芸術大学は、フェアトレード大学として再度の認定更新を受けました。学生サークル「りとるあーす」の皆さんはじめ、大学構成員一同、胸を熱くしています。日本フェアトレード・フォーラム関係各位に謝意を表します。
2016年の本学フェアトレード(FT)憲章起草にあたっては、公正な国際貿易パートナーシップを謳うとともに、地域社会で〝地産地消〟や障がいのある方がかかわる商品の購入に力を注ぐのも、FT理念に通じると確認し合ったものです。 
その後、地球各地各人の遠近感や体感気候の激変とともに、生産、交易、消費いずれにおいても、かかわる人の〝幸せの質〟の問い直しが続きます。
思えば、漢字文化圏の古代語「文明」の核にあったのは、天地と人が美しくあや(文)を織りなし輝くこと(明)でした。そのような世を想う本学のFT運動は、地元の年来のものつくり界からもご支援をいただいております。その方々とも今回の朗報を分かち合いたく存じます。

  • 日本フェアトレード・フォーラム 代表 内山大志

静岡文化芸術大学がフェアトレード大学としての認定更新を受けたことを、心よりお祝い申し上げます。貴大学は日本初のフェアトレード大学として、学内外にわたる多岐にわたる活動と教育目標を通じて、フェアトレードの理念を広める重要な役割を担われてきました。フェアトレードの推進において示しているリーダーシップは、他の教育機関にとっても模範となるものです。
特に、学生団体が中心となり、フェアトレードをテーマにした多彩なプロジェクトを推進し、気候変動アクション環境大臣表彰といった成果を残されていることを、大変素晴らしいと感じています。これからも静岡文化芸術大学がフェアトレードの理念を掲げ、社会への貢献を続けていくことを支援し、強く期待をしております。

 

  • フェアトレード大学認定基準について

フェアトレード大学認定基準は以下の5基準とそれを計る指標に沿って、FTFJ役員と兼任しない委員で構成された「認定委員会」によって審査・認定され、理事会で承認されます。

認定には、継続的なフェアトレードへの取組に加え、学生による主体的な活動や「憲章」の策定、ならびに全学的な意思決定機関における承認など、多くの大学関係者による実直な活動が必要です。

認定基準の詳細は日本フェアトレード・フォーラムのウェブサイトをご覧ください。

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基準1. フェアトレードの普及を目指す学生団体が存在する。

【指標】

(1)フェアトレードの普及を図る学生団体(以下、FT普及学生団体と略す。)が大学から公認されている、ないし公認の申請を行っている。

(2)FT普及学生団体に顧問の教員がいる。

基準2. フェアトレードの普及活動、並びにフェアトレードに関する研究・教育活動がキャンパス内外で行われている。

【指標】

(1)FT普及学生団体は2年以上にわたって継続的にフェアトレードの普及活動を行っている。

(2)フェアトレードに関する研究・教育活動が推進・推奨されている。

基準3. 大学当局がフェアトレード産品を購入し使用している。

【指標】

大学当局が1年以上にわたって継続的にフェアトレード産品を購入し、利用している、ないし1年以内の購入・使用を計画している。

基準4. 複数のフェアトレード産品がキャンパス内で購入可能となっている。

【指標】

キャンパス内の食堂・売店やカフェなどで、2品目以上のフェアトレード産品(食品・衣類・文具・手工芸品など)が1年以上にわたって継続的に販売され、購入可能となっている。

基準5. フェアトレードの理念を支持し、その普及をうたったフェアトレード大学憲章を策定し、FT普及学生団体、学生自治会(ないし学友会などそれに準ずる組織)、大学当局の三者が同憲章に賛同している。

【指標】

(1)策定されたフェアトレード大学憲章は、フェアトレードの理念を支持し、その普及および推進をうたっている。

(2)同憲章の策定には学生が主体的に参画している。

(3)同憲章が大学の理事会あるいは全学教授会、ないし過半数の教授会などの全学的な意思決定機関において承認され、理事長ないし学長が同憲章へのコミットメントを公に表明している。

  • フェアトレードとは

フェアトレードとは、対話、透明性、敬意を基盤とした、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップのことです。

弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献します。

FTFJでは、コミュニティを通じて、あらゆる「フェアトレード」を推進し、国内外を問わず、経済的・社会的に弱い立場に置かれた人々が人間らしい自立した生活を送れるようにするとともに、経済および社会そのものを公正かつ持続的なものへ変革することを目指しています。

  • 一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムについて

一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(Fair Trade Forum Japan = FTFJ)は、フェアトレードタウン(世界2,029都市(2024年))及びフェアトレード大学(268大学(2024年))の日本国内での認定を始めとするフェアトレード推進事業を行う組織で、世界30カ国の組織でつくるグローバルネットワークの一員です。

これまで日本国内において、フェアトレードタウン6都市及びフェアトレード大学6大学を認定してきました。

【一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム 組織概要】

組織名 :一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム

Web  :https://fairtrade-forum-japan.org/

⽴⽇ :2011年4月 (前身組織「フェアトレード・タウン・ジャパン」として)

所在地 :東京都渋谷区神宮前4丁目26-28-2階

代表者 :代表理事 内山大志

本プレスリリースに関するご連絡・ご質問は以下よりご連絡ください。

静岡文化芸術から公開された文書は、以下をご参照ください。

■ フェアトレード大学の取組み
https://www.suac.ac.jp/about/community/fairtrade/

■ 静岡文化芸術大学 プレスリリース
https://www.suac.ac.jp/about/pr/press_release/file/32973/no.002-25_pressrelease.pdf