フェリス女学院大学
〜日本で初めてのフェアトレード女子大学〜
所在地:神奈川県横浜市泉区緑園4-5-3
神奈川県横浜市中区山手町37
認定日: 2025年7月5日
学生数:1,818人(2025年5月1日現在)
活動テーマ
この度、日本の女子大としては初めてフェリス女学院大学が認定され、ジェンダーの観点からもフェアトレードをさらに推進する立場にあると考えております。世界フェアトレード連盟(WFTO)の10基準のうち、基準の6番目でも「公正な男女関係」に対する項目があるからです。また、おかげさまで地域社会のフェアトレードに関する団体や店舗の皆様と連携して参りましたので、今後ともご指導いただきながら、さらに幅広い活動に発展していくことを期待しています。
フェアトレードの分野だけの特徴ではございませんが、フェリス大生による気づきを大切にして、これを大学内のさまざまなリーダー育成・学生支援策(フェリス・チャレンジ制度やフレンドリー・グループ登録制度)によって育ててきた本学の校風も今回の認定の一助となっています。
※フレンドリー・グループ登録制度:教員が設定したテーマに賛同する学生が所属学部・学科に関わらず参加できる。2025年度は、フェリス・フェアトレードFFTを含む7団体が活動している。
フェアトレード大学憲章
フェリス女学院大学の教育理念である「For Others」のもと、公正な社会を目指すフェアトレードの方針に私たちは賛同します。特に弱い立場におかれている発展途上国の生産者、つまり「他者のために」公正な取引を行い、自分や近しい人だけではなく、より広い視野から他者の存在をも考え、他者のために行動することをここに誓います。
新型コロナウイルス禍を経て、本学学生のフェアトレード諸団体は、実際のフェアトレードの対象者となる発展途上国の生産者・その子どもたちの実情を知る機会が多数あり、改善に向けた活動に意欲的になりました。また、フェアトレードを行う目的である貧困・人権・環境問題は、決してその国・地域だけのものではなく、日本にも大きな影響を及ぼす問題なのだと認識しました。
この意識と経験に基づくフェアトレードへの活動は、他者のためだけでなく自らのためでもあります。したがって、フェアトレードに関する取り組みを大学内で主体的に推進し、多くの人々とともに啓発・普及し合い、地域(横浜)に根差した幅広い課題解決へと広げていくことを目指していきます。
私たちはフェアトレードへの参画を通して、多くの人が公平な条件のもとで、より豊かな生活を送れるようになることを願い、そのために活動に励んでいきます。
イベントなど
| 年月日 | 活動内容 |
| 2023年1月26日 | アフリカの現場を学ぶ勉強会開催(前年から計4回) |
| 2023年5月20日 | 逗子市フェアトレードタウン・フォーラムに参加、情報収集、交流 |
| 2023年6月10日 | 資料「「横浜のフェアトレードネットワークを広げる交流セミナー」開催報告」を学会誌で発表 |
| 2023年9月9~17日 | マダガスカル共和国のフェアトレード・チョコレート生産現場への渡航調査 |
| 2023年11月15日~12月20日 | マダガスカルの現状とフェアトレードの重要性に関する写真展の開催(大学図書館にて) |
| 2023年12月12日 | マダガスカルの現状とフェアトレードの重要性に関する講演会 |
| 2024年2月7日 | マダガスカルの現状とフェアトレードの重要性に関する講演会 |
【フェアトレード商品の普及活動】 ※直近の2年
| 年月日 | 活動内容 |
| 2022年11月26日 | アフリカ産フェアトレード品(アフリカン・スクエア社から仕入れ)の販売 |
| 2023年2月11日 | フェアトレード交流セミナーの主催、フェアトレード品の販売 |
| 2023年2月25日 | よこはまアクション・アワード2023に出場し、これまでの活動を発表 |
| 2023年11月3~4日 | 大学祭Ferris Festival に出店、フェアトレード品の販売 |
| 2024年10月26日 | 学生団体KTSオリジナル商品カカオ・ティーの販売・展示 |
| 2024年11月3~4日 | 大学祭Ferris Festival に出店、フェアトレード品の販売 |


2021年7月11日、25日、11月20日、2022年1月29日、11月26日 アフリカ産フェアトレード品の販売(横浜南部市場にて)

2022年9月25日 アフリカ産フェアトレード品の販売(みなとみらい特設会場にて)


2023年2月11日 フェアトレード交流セミナーの開催、フェアトレード品の販売(横浜南部市場にて)


2023年2月25日 よこはまアクション・アワード2023に出場し、これまでの活動を発表


2023年9月9~17日 マダガスカルのフェアトレード(レイズトレード)・チョコレートの生産現場の調査

2023年12月、2024年2月 横浜市内の小中学校でマダガスカルとフェアトレードの講演会開催


2024年10月26日 学生団体KTSオリジナル商品カカオ・ティーの販売・展示(関東学院六浦中学校・高等学校文化祭にて)
【学内販売のフェアトレード商品】

フェアトレードのインドネシア産食塩とニカラグア産白ゴマ(学生食堂のドレッシング・調味料コーナー)

ボランティアセンターの年次報告書(2024年度~)の中扉として「バナナ・ペーパー」を使用

学生団体KTSの販売するフェアトレードのキャンディ2種(丸善キャンパスショップ)

OG会の販売するフェアトレードコットンを使った校章入りポーチ2種(丸善キャンパスショップ)


2023年11月3~4日 大学祭Ferris Festival に出店、フェアトレード品の販売

2024年11月3~4日 大学祭Ferris Festival に出店、フェアトレード品の販売(展示部門で第1位獲得)
地域との連携事例

・インドネシア産カスカラ・ティーを使った共同開発のクッキーやオリジナル飲料の販売では地元のエー・ドット・カフェ店と連携(「海外エコツーリズム実習」(インドネシア)参加の学生有志)
・国際協力団体KTSによる横浜南部市場でのフェアトレード品販売(上記)では地元NPO法人グリーンパワー・ファクトリーと連携
・国際協力団体KTS主催のフェアトレード交流セミナー(上記)では地元のNPO法人WE 21ジャパン、ネパリ・バザーロ社、チョコレート工房ショコラボと連携
認定までの経緯
| 年月日 | 活動内容 |
| 2020年 | 国際協力団体Keep The Smile設立 |
| 2021年 | 国際協力団体Keep The Smile大学公認団体に |
| 2025年1月08日 | 教授会で認定申請を承認 |
| 2025年1月17日 | 学長による支持表明 |
メッセージ
国際協力団体Keep The Smile 以外にも、以下を通じてフェアトレード活動が展開されてきました。
・2006年からフェリス・フェアトレードFFT(フレンドリー・グループ)によるネパリ・バザーロ社のクッキー、紅茶等の販売
・2012年からフェリス女学院全体によるフェアトレードのインド製クリスマスカードの購入、郵送
・2014年からエコキャンパス研究会(公認団体)によるインドネシア産ヤシ砂糖の商品開発
・長年のボランティアセンター(本学内の部署)によるフェアトレード諸団体への学生派遣等
学生団体
■国際協力学生団体Keep The Smile
https://ferris-kts.jp/
https://www.ferris.ac.jp/life/union_club/33.html
・イベント開催日:2023年02月11日 横浜のフェアトレードネットワークを広げる交流セミナー
https://www.ferris.ac.jp/news/2023/01/1277.html
・2023.09.26 国際協力学生団体Keep The Smileのマダガスカル共和国での調査活動がマダガスカルのメディアで紹介されました
https://www.ferris.ac.jp/news/2023/09/1529.html
・2023.10.04 フェリス女学院大学生の国際協力団体「Keep The Smile」がマダガスカル共和国を2023年9月に訪問-小学校への文房具寄付と現地調査活動に参加-
https://www.ferris.ac.jp/news/2023/10/1543.html
・2025.01.17 「フェアトレード憲章」への支持を表明します
https://www.ferris.ac.jp/news/2025/01/1877.html
大学内担当部署
学生課
大学サイト:https://www.ferris.ac.jp/

