熊本学園大学付属高等学校 FAIRMMY(ファーミー)

 所在地 : 熊本県熊本市

 登録日 : 2025年2月27日

 活動年数 : 3年

 活動メンバーの人数 : 4人

 団体の活動理念・目的

 私たちの高校(熊本学園大学付属高校)には「深学科プログラム」という、自分たちの興味のあるテーマに関して探求活動を行うカリキュラムがあります。その授業の中で、私たちはFAIRMMY(ファーミー)というグループを立ち上げ、「フェアトレードの普及を通じて、持続可能な社会と地域の活性化を促進する」「熊本県産とフェアトレード商品を使用したお菓子を通じて、地域と世界を繋ぐ新しい価値を提供する」「発展途上国への支援で高校生ができる活動によって世界の発展に貢献する」これらのミッションを基盤として「フェアトレード」に焦点を当てて活動を行っています。私たちの目標は、「フェアトレード」の重要性をより多くの人々に知ってもらうことです。熊本市は世界で1000番目、アジア初のフェアトレードシティに認定されました。日本国内でのフェアトレード認知度は比較的高いです。しかしながら他先進国のフェアトレードシティの認知度と比べるとまだまだ差は大きく、活動当初に校内での認知度アンケートでも知っていると答えたのは40%でした。「フェアトレードシティに住んでいるのにフェアトレードについて知らないなんてもったいない!」と思い、活動を開始しました。

 フェアトレードに関する取組

2023年7月︰熊本市アミュプラザ外広場にて第一回FAIRMMYフェアトレードマルシェを開催
2024年12月:幼稚園の年長さんとフェアトレードクレヨンを使用した募金箱の制作
 地域のお菓子屋さんとフェアトレードのマスコバドシュガー・ホワイトシュガーを使用したお菓子の共同開発(マスコバドシュガーを使用した黒糖クッキー・ホワイトシュガーを使用したキャラメリゼバームクーヘン)
地域のカフェ(OMOKEN PARK)にて第二回FAIRMMYフェアトレードマルシェ(共同開発したお菓子の販売)

 取組の成果

 本校の付属幼稚園生とのフェアトレードクレヨンを使った募金箱の制作では、フェアトレード商品を実際に手に取り、使ってもらうことで使い心地の良さなどを感じてもらえるとともに、フェアトレードを身近に感じてもらえたのではないかと思います。また地域のカフェでフェアトレード商品をつかったPOPUPを開催することで、フェアトレードシティである熊本市の活性化に繋がったとともに、フェアトレードについてより多くの人に知ってもらえる機会になりました。フェアトレード商品を使ったお菓子を販売し、手に取ってもらうことでフェアトレード商品の良さに実際に気づいてもらえることができ、今後フェアトレード商品を買うことも選択肢に入れてもらうことができたのではないかと思います。今回私たちFAIRMMYの活動により私たちの高校でのフェアトレードの認知度、熊本市のフェアトレード認知度は共に大きく上昇したのではないかと考えています。

 今後の目標

まずは第2回POPUPを考えています。第1回POPUPを行った際にフェアトレード商品を使った黒糖クッキー・キャラメリゼバームクーヘンを合わせて、500個完売させることができ、多くの人にフェアトレードについて知ってもらう機会になりました。第2回POPUPでは第1回POPUPとは違うフェアトレード商品を使ったお菓子を開発し、フェアトレードを知ってもらうだけでなくフェアトレード商品にはどのぐらい種類があるのか、どのような仕組みになって発展途上国を支援しているのかについても同様に伝え、熊本市民のフェアトレードの知識の質を深めていきたいと思っています。また、中学校や小学校にはフェアトレードについて知らない生徒が多くいるので実際に私達が学校に訪問し、わかりやすいフェアトレードの講演会を行いたいと考えています。特定の人だけでなく熊本全体のフェアトレード認知度向上に向けて尽力していきたいです。

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